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初冬のスイカ畑にて

投稿日:2023年12月11日

初冬の西瓜畑にて、みてびっくり切ってびっくり食べてもっとびっくり‼

11月13日季節はずれの西瓜の記事を読んでその日の内に同行してもらいこのスイカを貰ってきた。
偶然2~3日前のテレビ放送で、「ど根性スイカを味わう」というタイトルの番組をみていたので関心があった。
インタビューで、食べた人が皆「甘かったあ‼」と感想を述べていたのが印象に残っていた。タイミングがいいというか私もみたい食べたい。まずそう思った。

おいしい西瓜が食べたいと思い、ならば自分で作れないかと頑張ってみても十分な世話もできずにいるから育ってくれるはずもない。
奇跡的に成ってくれたとしても、カラスにつつかれたり割れたりさんざんな経験しかなかった。甘い西瓜に会えるなんてことはまず奇跡に近いとまで思っている。

この日の午後畑で見たものは、写真の通りの見事なスイカであった。感動しきり。写真を撮りながらなるほどみるほどにいい形である。

西瓜の黄色い花が咲いていた様子が目に浮かぶ

これがいいねと選んでくれた西瓜に、指が触れたどうだかも定かでないのにいきなり「パツンッ」という音とともにひび割れた。間違いなくいいスイカだと私は直感した。
そのひび割れた直後の様子がこの画像である。

ひび割れの音みんなにも聞かせてあげたかった

 

 

実はこのとき私は同じ畑の奥の方にも種類の違うスイカが成っているのを目ざとく発見。この西瓜は黒くて長くてちょっと変わっていた。

ラグビーボールのようなスイカがころんころんとかわいらしい

その昔母が作ってくれた西瓜に、「鉄かぶと」という品種があったのを思い出した。それは名前の通りほんとに黒くて兵士が被る鉄兜に似ていた。もう20年以上も昔のことである。
しかし、ここのは色は似ているが楕円形であり形も少し違うようだ。


黒くて長いこのスイカも欲しいと考えていた。

選んでくれた二種のスイカは、私が持って行った大きなバッグにすぽんと納まった。
西瓜二個はかなりの重さで私はよたよたよろよろよろけた。

さて、まずは「パツンッ」と乾いた音を出してひび割れたスイカを切ってみた。緊張の瞬間である。

なんとみただけで甘いのがわかる。食べてみた。やっぱり甘い。大当たりである。しかもすいか特有のシャキシャキ歯触り感が最高。
私の口内糖度計では13度を軽く超えていた。
こんなおいしいスイカは滅多にお目にかかることはない。

そして今度は黒い方のスイカも切ってみる。
縦に長いので切り方が難しいが思い切りよく包丁を入れた。

赤い果肉だと疑いもせずに切ってみると、これがまさかの黄スイカでびっくり仰天。
もちろん直ぐに味見した。糖度は12以上を確信。

こんな甘いスイカを赤と黄を一時に。しかも11月に味わえるなんて最高の1日であった。
ホームページの記事読んでよかったあ。大満足の1日であった。

帰りがけS氏が自宅の富有柿をもいでくれたのでありがたくまた嬉しくいただいてきた。もしかしたら欲しそうにしていたのかも知れない。手にいっぱい持たせてくれた富有柿は大きくてしかも絵に残したいほどの濃い朱色であった。陽の光をたっぷり浴びていたのがよくわかる。これまた甘くて最高。人生こんないい日はそうそうあるものではない。

日当たりのよいてっぺんに成っていたので色が濃くおいしそう

ぴんこすずめ