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ベスト作り名人の赤永さん、今日もたくさん届けました。

投稿日:2023年7月10日

どんな人が着てくれるかな?春物ベスト20着
五月ある日の水曜日、社会協議福祉会館に出かけた。
主役の赤永さんを先頭にいつものように訪問の目的を伝えた。

ベスト作りの名人の赤永さんが今日もたくさんの作品を持って出かけました。

20着を箱から取り出して並べ始めたものの、受付カウンターでは並び切らない。箱にはまだ作品が残っている。
箱に入ったままでは赤永さんに申し訳ないし私も作品をみたいし写真も撮りたいしと一人で焦ってしまいどうしたものかと考えた。
結局無理をお願いして並べてもらったが会館の方はさぞ迷惑に思ったかも知れない。これがその時の写真である。

ずらっと作品が並びました。

「ありがとうございました。感謝状です。お受け取りください」

赤永さんは今86歳である。一口に86歳と簡単に言うがこれは大変なことである。健康で毎日シャキシャキと動いておられる姿を見るにつけわが身と比べてしまう。私はというと膝が痛いの血圧が高いのと自分の事だけで精いっぱい。何とか生きているだけである。

 

赤永さんは違う。ただ喜んでもらえたらそれで十分。そんな気持ちで90歳までは頑張りたいと。
しかしそんな赤永さんも、10年前は、何着仕上げようと目標を立てて何時間でも編み物を続けることができた。
しかし、この頃はノルマを課さず楽しみながら続けるのがちょうどいいと言われる。
その通り、誰も真似できないことをしているのだからそれで十分ですよ。
私は人のために何かしようにもなんにもできないので、赤永さんの話を聞く度恥ずかしくなるのである。
元気で100歳まで続けて欲しいと願う。
ぴんこすずめ