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久下地区も栗の季節

投稿日:2024年9月30日

2024・9・30
谷川区内を歩いてみると、栗の木がなんと多いことか。
5月緑の葉が茂り梅雨の初めころ不思議な形状の花が咲く。
花穂は白に見えるがよくみると淡い黄緑色である。
1本の木に雄花と雌花が別々に咲き長い穂が雄花、雌花はその基元に栗の原型に似たイガイガの形をしたものがあるという。今度よく観察してみなくては。
派手な紡錘上の花の形状からあのコロンとした栗は想像できない。

やがて緑のかわいいイガイガが姿をみせる。
夏の間日ごとイガイガが大きくなり遠目からも目立つようになる。

 

そして秋の頃あちこちで栗の収穫が始まったと新聞紙上で紹介される
今期は確か9月の10日前後で丹波篠山の栗情報、そして同29日にはほくほく丹波焼き栗が載った。おいしくない訳がない。想像するだけで旨い。
久下の地区でも栗の時期である。


久下自治会館の月曜日の朝市には、買ってすぐ使える皮むきの栗も買える。凄い。

さてさて調べてみると面白い。「栗花落」と書いてつゆりまたはつゆと読むことを知った。
先記の通り栗の花は日本ではつゆの初期に咲き始める。
「栗の花」でつゆ入りの意味になるらしい。
栗は日本原産の日本栗から中国、ヨーロッパ、アメリカ産まで幅広いという。
木は100年~200年そして中には数百年の記録もあるという。
古くは縄文時代稲の伝来以前から存在し日本最古の栽培植物であるというから驚く。

栗は自家不和合性で1本だけでは結実が少ないので2本以上植えるのが望ましいと言う。
栗の木の成長は早く植後3年で実をつけるという。桃栗3年柿8年とはよく言ったものだ。ついでにこの続きをネット検索すると、梅は酸い酸い十三年、柚子は(の)大馬鹿十八年、梨の馬鹿目が十八年」とあった。
手間もかからず丈夫に成長しその後は自然の雨水で育つという。
身近なのに知らない事が多い栗の木であった。
ぴんこすずめ