久下歴史散歩&宝ものAtoZ[F]・こどもかるた「噴気孔化石」
久下の宝ものこどもかるた『変化した 岩のわれ目に 噴火あと』
久下の宝ものAtoZ[F]金屋の「噴気孔化石」 7千万年前の火山噴火による流紋岩にのこる化石
寿永2年(1183年)の頃、源氏との戦いに敗れた平家一門に連なる公達、姫君が丹波路へ逃れるなかで、落人狩ここの地域の山あいを流れる金屋川に、7000万年前の流紋岩・火山岩の一種があり、この断層が上久下地区の阿草の断層へと続いています。
この流紋岩は「噴気孔の化石」であると言われ、中生代白亜紀の頃、火山噴火で火山灰や火砕流が浅い湖か沼の様な所に降り積もった時、高温のため水が気化してその推積が増大し、水蒸気爆発を起こして形成される世界的にも珍しい構造です。ここ金屋地区には一平方メートルに35個程ハンを押したような岩があり、大変珍しく貴重な自然物です。