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加古川線久下村駅より神戸新開地を巡る私のプチ旅日記3

投稿日:2025年7月22日

加古川線久下村駅より神戸新開地を巡る私のプチ旅日記3
2025年5月13日快晴
JR加古川線久下村駅午前9時03分発西脇市駅行きに乗車。西脇市駅で跨線橋渡り加古川駅行き乗車終点加古川駅まで各駅停車。
神戸までの乗車券は車内では買えないので、加古川駅で久下村から神戸までの運賃精算をする。1520円也 画像切符1520円

加古川では近江塩津行き快速に乗車し海側に座る。
西明石、明石辺りの車窓をみて驚いた。住宅の合間合間の決して広いとは言えない所々で田植えの準備をしている。やがて海も見えるようになり丹波とはだいぶ景色が異なってきた。車窓を楽しんでいる間にやがて神戸駅着。

神戸駅の改札を出るとき、切符が欲しいと窓口で申し出たら懐かしい切符切りで処理をしてくれた。これがその時の切符である。

神戸駅の駅前通りに出たとき弟が天井川であった湊川の歴史を話した。

ざっとかいつまんで記すと次のような内容になる。
○今は三宮が中心部になっているが昔はこの新開地が市の中心であった。
○扇状地にできた川に土砂が積もり川底が上がりそのため洪水が頻繁に起こっていた。
○その天井川であった湊川が埋め立てられ地形が変わった。
○湊川が埋め立てられた事により人が集まりやすい地形に変わった
○東の浅草、西の新開地といわれ神戸三宮をしのぐ大繁華街になった。
○新開地の地名にも意味がある。
○清盛と言えば福原遷都、福原遷都と言えば清盛が浮かぶほど福原は有名である。
○義経の奇襲で平家は八島へ逃れる結果となり、福原遷都は実現しないまま終わった‼

さて、神戸駅から新開地まで徒歩で10分位か。
新開地の町中は高層ビルや商社はもちろんアーケード付きの商店街あり飲食店ありでほんと都会である。 新画像
楽しくて仕方ない。湊川、新開地、福原界隈は初めてで何もかもが興味深く感動。
商店街賑わっている。飲食店も多い。今度きたときは寄りたいと考えながら歩いた。

勝手なものでいつもなら少し歩くとしんどいとか足が痛い膝が痛いと言っているが今日はそんな事は忘れているので我ながら可笑しい。

今日の目的は新開地劇場で歌舞伎よりわかりやすく娯楽性に富んでいる大衆演劇を観る事である。
画像指さしてるとこホンにん看板
その念願叶って今日は芝居を楽しめるのでかなり嬉しい。
劇場に着いたが開演まで小1時間ある。2300円のチケットを買い少し早いが劇場内で昼食をとることにした。
私と同じであちこちで食事をしている人もいる。客はご婦人方が大半で男の人はと言うとほとんど見あたらない。

次回くるときはこの新開地でおいしいものを食べよう。今日は昼食持参したが重たいだけ苦労である。
ちなみに私の今日の昼食は、3色サンド、巻きずし、高野豆腐の炊いたん、玉子焼き、鶏の唐揚げ 桜餅、飲み物とおからクッキーである。

私の隣のご婦人はコンビニのお弁当を食べていた。わらじほどある大きなハンバーグにデミグラスソースがこぼれそうにかかっている。これもありだなと思いながらどこで買ったのか聞きたくなったがさすがに遠慮した。
昔名古屋の歌舞伎公演では幕間にその名の通り幕の内弁当が出てきてその間休憩になる。このごろはもうそんな機会もない。

そうこうしている内に開演の時刻になった。
拍子木の音の間隔がだんだん短くなり緞帳が上がる。ちなみにここの緞帳の絵柄はポートアイランドとタワーを中心にした夜景で、右上奥に淡路島、左に大阪湾を描いた壮大なもので弟などはえらく気に入っていた。私は西脇市のオリナスの緞帳が好きなのでそれぞれ好みがあるものだ。

大衆演劇の演目は、股旅任侠物・人情出世物・仇討ち物・身代わり物等々多岐にわたるが今日の出し物は喜劇の部類であった。

第1部は、賑やかなYMCAの曲に合わせて踊る場面が何回となく出てくるが、芝居の筋立て上、これが怖くもありおもしろくもありそのドタバタ展開に場内沸いていた。

第2部踊りのショーも最後まで飽きることがない。
最後は座長口上で終演。非日常の感動を味わった。

神戸電鉄新開地駅経由加古川線に乗り継ぎ久下村へ帰る。 画像久下村の駅広場
新開地発三田行きは時間帯なのか高校生が多い。鈴蘭台の駅で乗り換え終点粟生駅に到着。

神戸電鉄粟生の改札口を出るとき、JRの券と同様今日の乗車券欲しいが自動改札しかないので切符は回収されてしまう。何か方法があるはずだと辺りを見回すと
『用のある人はこのボタン』との案内表示がある。
ボタン押して用件を伝えると音声指示がきた乗車券を遠隔カメラで確認したのち、×のついた改札口を通してくれた。これがその時もらってきた切符である。

粟生駅かはら加古川線に乗り換える。
さてここからが前回 西脇市長片山象三氏の登場の記事につながるのである。《プチ旅2》
5月16日、久下自治会館ホームページクラブの研修時、清水邦泰氏がこの写真を見つけて一緒に喜んでくれた。

前回の記事はこちらから

そして、西脇市長片山象三氏は乗車回数100回目標値を定めておられると話してくれたので、それって公に書いてもよい情報か?と思わず確認した私。もちろんOK。

この文章を書いた数日後のこと、西脇広報5月号に西脇市長片山象三氏の100回乗車宣言の文字を見つけた。なるほど清水邦泰氏の余裕ある返答に頷けた。

今後運がよければ同じ車両に乗り合わせる幸運に会えるかも知れない。
そんな偶然があったなら人生なんと楽しいことか。

朝、久下村駅を出て夕刻久下村へ帰る間での最後の最後まで感動の一日であった。 画像駅の広場駅

参考までに記すと山陽本線加古川周り神戸着と神鉄粟生周り新開地着の料金の差額は10円である。

追記
久下自治会5月便りでホームページクラブ募集記事の掲載があった。私も宣伝を兼ねてその部分を貼り付けたのでご覧いただこう。

毎回講師の先生が最新の情報とその活用方法を身近な例を取り上げ分かり易く解説してくれるので聞いているだけで賢くなりそう。

一緒に学べる仲間が増えたらもっと嬉しいし楽しい。
ぴんこすずめ