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12月になってようやくイネの収穫!!!

投稿日:2022年12月12日

今年の稲刈りでは例年と違った光景が見られた。

加古川線の篠山川鉄橋から久下村駅へと向かう線路周辺の田んぼの多くが今年からJAアグリサポート等へ委託されているようで、

管理者の名前が田の入り口にそこかしこで掲示されている。それらの田んぼでは主に主食用米ではなく飼料用米が栽培されていた。普通に田植えされ9月上旬頃にほかの田と同じく稲刈りと見ていたら、どうも品種は違うようで、主食用米のように稲穂があまり垂れてこない、倒伏もしていない。10月、11月になっても、そのまま放置されていた。その間、イネはどんどん枯れていき黄金色になり、12月に入り、先日7日ようやく刈り取りが行なわていた。作業するコンバインも特殊で、後方にはイネをロール状に圧縮し、ラップを巻いて、ポトリと落としていく装置付き。

それらのロールを掴み、トラックに積み込む作業も大きな爪が先端についたトラクターが行なっていた。北海道でよく見る風景のようである。収穫された飼料用米は地元の畜産農家に販売されるようで、家畜飼料のほとんどがトウモロコシなど輸入に依存している状況で、飼料の自給率向上に向けた政府が推し進める取り組みである。米の消費が縮小していく中で、飼料用米の生産は益々拡大していくことになるのでは。